志望動機

１授業（90分）1,800円です。
当時，大学で教職課程の授業も履修していました。
学習塾でのアルバイトをしようと思ったきっかけは，履修していた授業の先生の言葉にあります。
その先生は，「実際に教職につく・つかないに関らず，教職課程で学んでいれば教育実習は必修科目です。
2～３週間という短い時間を中高生と過ごします。それだけで十分だという人もいると思います。
けれども興味があるのなら，教育実習前に学習塾のアルバイトでもいい，児童館のボランティアでもいいから，子どもたちと触れ合う機会を作っておくのも有効だと思います。
きっと，教育実習の助けになると思います。」と言ました。
その言葉に刺激されて，教育実習の参考になるのならば…と思い，学習塾でのアルバイトをしようと思いました。
また，メディアで言われがちな「今どきの中学生・高校生」がどのようなものなのかということにも興味がありました。

応募、履歴書、面接対策

（応募の電話について）学習塾の多くは午後から教室を開けるので，午前中に応募の電話をかけても繋がらない可能性が高いと思います。
また，授業は夕方から始まります。
その直前は忙しい時間になりますので，電話をするのは控えた方が良いです。
募集要項には受付時間が書いてあると思います。
その開始時間の30～60分後くらいが落ちついていて，電話をかけるのにベターな時間だと思います。
（履歴書について）特別な準備はいらないと思います。丁寧に書いてあれば問題ないはずです。
（面接について）どの職業にも当てはまる話ですが，履歴書と矛盾があると信用されません。
講師の職を希望するならば，服装や挨拶には気を遣った方がいいと思います。
服装はスーツやそれに準ずる格好がベターだと思います。
保護者がいらしているかもしれません，アルバイトの面接という立場でもジャケットを用意していた方が無難かと思います。
おそらく，学術テストがあると思います。
中学生向けの業者が行っている模試の過去問です。テストのケアレスミスが多い人は，気をつけた方がいいです。

良かったこと

私の場合，教育実習にその経験が活かせれば…と思って始めたアルバイトです。
その期待は，十分に叶えられたと思います。
私にとっていちばんよかったことは，現実の子どもたちの姿を見られたことです。
よく“今どきの～”とか“ゆとり世代は～”なんて言われ方をしますが，そのフレーズが適切なのか少々疑問です。
学習塾は，成績アップや志望校合格が求められるところです。
担当した生徒のテストの点数が上がったり，志望校に合格できたりしたときは，やはり嬉しいものです。
テスト以外でも，その日の授業の初めにはできなかった問題が，授業が終わることにはできるようになっているのも嬉しいです。
私が嬉しいことは，子どもたちも嬉しいようです。
その喜んだ顔が見られるも，よかったなと思うことです。

悪かったこと

アルバイトということは，お給料が発生します。
シビアな話をしますと，塾講師はお金にならない仕事もわりとあります。
例えば，授業準備です。
お給料が発生するのは，授業の時間だけです。
授業準備のための時間は全くお金になりません。
また，授業前後の質問タイムも基本的に無給です。
時給が良いからという理由だけで塾講師の仕事を始めようと考えているならば，ちょっとその目論見は甘いと思います。
また，服装はお堅いものが求められます。
学習塾によって多少方針が異なるようですが，私がお世話になった塾はお堅い方でした。
男性はネクタイが必須でしたし，髪の毛が茶色（明るめの）や派手なメイクやネイルもNGです。
メイクやネイルに関しては，飲食のお仕事と共通しているかもしれません。
オシャレな格好でアルバイトをしたいという人には，向いてないと思います。

バイトを希望する人へのアドバイス

子どもが好きな人ならば，多少勉強が苦手な人でも向いているお仕事だと思います。
なぜならば，どうすれば生徒が理解し身につけてくれるかなと考え，工夫するからです。
違った言い方をすれば，どんなに頭が良くても，子ども好きでない人はやってはいけないお仕事だと個人的には思います。
あまり杓子定規にならない方がよいと思います。
生徒が10人いたら，10人とも違う性格の持ち主です。
理解の仕方も10通りです。授業をマニュアル化せず，その子ども子どもに合わせた柔軟な姿勢で進めていくといいと思います。
私の志望動機にも通じますが，教育実習を予定している大学生にはお勧めできます。学習塾での経験が，きっと実習の助けになってくれると思います。

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