志望動機

新卒での就職先を決められなかった事で社会に出る自信を無くし、大学卒業後、特に何もせずニートで過ごしていました。
そんな時に家族が、新聞の折り込みチラシでこの求人を見つけ、勧められました。地方の無名とはいえ、大学卒業の学歴があったので、学力には多少の自信を持っていた事、そして、採点の補助ならば、スキルや資格のない自分でも出来そうかな、と思い、応募しました。
正直、親の手前、断るわけにもいかず、とりあえず応募してみるか、という気持ちも、一つにはありました。

応募、履歴書、面接対策

必要な応募書類は履歴書のみだったので、特に対策はしなかったように思います。
手書き書類の作成時によく言われるように、履歴書と添え状は丁寧に、読みやすい字で書く事を心掛けました。
顔写真は写真館で撮った方がいい、という話も聞きますが、私は無人の写真撮影を使ったように記憶しています。
面接当日は、いつも着ている普段着で臨んだと思います。
そして、面接本番も、特に気負う事無く、素直に話していたと思います。
正直、渋々受けた面接、という気持ちが強かったので、結果に無関心でした。それが結果的に、等身大の自分をアピールできたのかもしれません。

良かったこと

素直な子供たちの反応を目の当たりに出来た事が、非常に新鮮でした。
教職課程を受講していなかったので、小中学生と触れ合ったのはこれが初めてで、元気一杯で賑やかな子供たちの様子を見るのが、とても楽しかったです。
また、小中学生の頃の自分は、自らの学力について悩む、という事がなかったので、たとえ子供たちが誤答を提出してきても、それもまた新鮮で、どうしてその回答に至ったのか、を子供と一緒に考えて、正答に導く事も、勉強になりました。

悪かったこと

それまで、国語の読解問題は、得意教科という事もあり、理論的に考える事無く、直感で解いていました。
それをいざ、小学生相手に、分かりやすく教える、となった時、どう説明していいのか分からず、苦戦しました。
また、当時、英語の発音問題は口頭で教えており、発音に自信がなかった私は内心、自分の教え方で本当に大丈夫だろうか、と悩んでいました。
そして、生徒の大半が小学校低学年～中学年、という事で、一度騒ぎ出すとそれが伝播し、収拾がつかなくなるので、どうやって静かな雰囲気に持っていくか、も課題でした。

バイトを希望する人へのアドバイス

先生が自信なさげにオドオドしていたら、生徒も不安に感じてしまうので、自分の教え方に自信を持って接するといいと思います。
また、折に触れ生徒を褒め、積極的に話しかけてコミュニケーションを取る事も、生徒との信頼関係を築く上で大切だと思います。特に小学校低学年は、先生が信頼出来ないと、学習意欲が目に見えて低下するので。
ですが、生徒がハメを外した時には、毅然とした態度で叱り、決して必要以上に馴れ合わない、と、境界線をハッキリさせる事も必要だと思います。子供たちに教える事は難しい反面、とてもやりがいのある仕事だと思います。

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