残業代が出ないのはブラックバイト?未払い残業代を請求する方法とは

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「ブラック企業」という言葉が一般化し、テレビドラマにも登場するようになりました。
そもそもブラック企業とは、社員を酷使する企業の事ですが、酷使にも色々あります。

個人的な都合で社員を選別し、使い捨てにする。明らかに度を超えた長時間労働やノルマを課す。
度を超えた労働を課しているのにも関わらず、その過酷さに耐え抜いた人だけを称え、ついてこれない人には厳しく当たる。
場合によっては、セクハラ・パワハラなど当たり前という職場もあるようです。

このような、労働条件や環境が最悪で、働くことをおススメできない企業のことをブラック企業と言いますが、これは何も正社員に限られた話ではありません。
学生やフリーター、主婦の方が多く働くアルバイトにもブラックは存在しています。

「ブラックバイト」と呼ばれる職場でバイトすると、正社員並みに働かされる、希望や契約を無視したシフトが一方的に組まれる、サービス残業を求められる等の過酷な労働環境を指します。
最近は非正規雇用で働く人の数も増えています。
アルバイトで深夜働いたり、残業をして稼ぐ人、複数のアルバイトを掛け持ちでこなす人なども多く、不安定な雇用形態であっても、お金を稼ごうと頑張っている方は大勢います。

もしあなたが求められて残業をしたのにも関わらず、残業代が払われなかったとしたらどう思いますか?
時間も労力も使って働いたのに、勝手にサービス残業(残業代が出ない残業)にされてはたまらないですよね。

ここでは、そんな残業代を支払わないブラックバイトについて話を進めていきたいと思います。

残業代とは

そもそも「残業代」について、しっかりと理解をしていきましょう。

日本では、法律により「法定労働時間」というのが定められています。
法定労働時間とは、一週間に40時間、一日8時間までをさします。
この時間を超えて労働させることを規定にしてはならないのですが、万が一超えた場合は、時間外労働とし、残業代を支払うことも定められています。
つまり、一週間に40時間以上、一日8時間を超えた勤務はすべて残業扱いとなり、雇用者は通常時給の25%割増で残業代を支払います。8時間を超えなくても深夜10時~翌朝5時までの労働も25%割増で支払うことが義務づけられています。
万が一、残業と深夜勤務が重なった時には、25+25=50%の割増で計算されます。

未払い残業代を請求する

もし、一方的にサービス残業とみなされ、労働に見合った残業代が支払われない時には、労働基準局に雇用者を訴え、請求することが出来ます。
ブラック企業で働く方で行動を起こさない人の中には「解雇が怖くて出来ない」という方がとても多いのが現実です。
不況と言われる時代に入り、再就職先を探すのは簡単ではないし、ましてや家庭を持っている方にとっては、収入減が断たれるのは大変なことです。
まぁ、そんな人の弱みにつけ込んで雇用者の都合よく労働させているのがブラック企業・ブラックバイトです。

もし、あなたがバイト先に残業代を請求する時には、少なからずアルバイトを辞める覚悟もしておいてください。

労働基準局に残業代の未払い請求をする時には、明確な「証拠」を持っていきましょう。
タイムカードを打刻している職場であればタイムカード、なければ出退勤の履歴が解るものがあればそれをコピーしておきましょう。
「残業をした」ということが第三者にも解る証拠が必要なのです。
もし、タイムカードも出勤簿もつけていないような職場なら、毎日の出退勤を手帳にメモしておきましょう。
また、残業したことがわかる職場からのメール(送信日時がわかるもの)、電車のICカードの通過履歴なども証拠となります。

先ほど、アルバイトを辞める覚悟で・・・とお伝えしましたが、ブラックバイトの中には、請求する事実を知った途端、一方的に解雇されることもあります。
しかし、これにひるむことなく労働基準局に訴えてください。

解雇されても、そんな職場でバイトするべきではなかったのだと思っていいのだと思います。
そのまま働き続けていたら、勉強が手につかなくなったり、身体を壊すことになっていたかもしれないのだと納得して行動しましょう。

ありふく

ライターのありふくです。

都内女子大に通う大学3年です。

アルバイトの役立つ情報を掲載していきます★

 


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