行きたくない!パートやバイトをばっくれるとどうなるの?
アルバイトはじめたばかりの時は、緊張と期待でワクワクしていますが、しばらくして仕事に慣れてくると、仕事のことは勿論、人間関係や会社の方針みたいなものが見えてきます。
「どうしても仕事が合わない」「職場の雰囲気に合わない」と、思い描いていたイメージと違う現実に直面する方もいるでしょう。
入って一日、二日くらいで「合わない」と言うと、まだ日も浅いので周りからは「まだ一日や二日なのにわからないじゃない」と言われてしまうでしょう。
こんな時、「合わない」と思っている本人も「もう少ししたら慣れるのかも」「もう少しだけ様子みようか」と迷っているはずです。
そして、一か月位たって、それでも「合わない」と思った時に行動に出る方が多いです。
社員であれば、それでも我慢して続ける人が殆どですが、アルバイトの場合、辞めていく方は多いです。
以前、アルバイトや派遣社員の面接を担当していた時に、入って一日で辞めた人、3日で辞めた人などを実際に見ています。
辞める時「どうしても合わないのでやめさせてください」と言ってくれたら、まだ理解が出来ますが、中には何の連絡もせずにばっくれてしまう方もいました。
採用する側からすると、ばっくれというのは困るもの。
しかし、働く側から見たら、その気持ちは解らないではありません。
アルバイトとはいえ、お給料をいただいて働く仕事。
仕事には、イヤなことも理不尽に感じることもあります。
それも給料を貰うためと割り切れることが出来たらいいのですが、どうしても割り切れないという時には、身体を壊す前に辞めるのも一つの選択だと思います。
「アルバイトだから自分が行かなくても困らない」と考える方もいるでしょうが、職場の人員というのは、アルバイトも含めて考えられています。
あなたがばっくれてしまうと、誰かがあなたの代わりを務めていることを忘れてはなりません。
もし、ばっくれたいくらいに辞めたい気持ちが固まっているのであれば、出来るだけ早く次のバイトを探しましょう。
そして、出来るだけ早く職場の上司に辞めたいと伝えることをおススメします。
一般的には、辞める日の一か月前~二週間前には申し出をするように契約されている事が多いので、アルバイトの契約書を確認してみましょう。
それすら出来ずにばっくれてしまった場合は、もう仕方がないですね。
かけづらいとは思いますが、せめて電話を入れておきましょう。
バイトをばっくれて行かなくなってしまった方の中には、給与が振り込まれなかったという方もいます。
本来、例えばっくれてしまっても、働いた分の給料を受け取る権利があります。
しかし、ばっくれてしまったという引け目があるので、職場に請求出来ずに泣き寝入りをしてしまう方も少なくありません。
そうならないためにも、出来ればばっくれではなく、きちんと話をして辞めるのが理想ですね。
ちなみに、もしばっくれて働いた給料が受け取れなかった時は、泣き寝入りしかないのかというと、請求する権利があります。
具体的には、バイト先に直接請求するか、労働基準局に訴えて少額訴訟を起こすことも出来ます。
参考:少額訴訟 http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_minzi/minzi_04_02_02/
どちらにしても、手間も時間もかかりますので、それ相応の準備とパワーが必要です。