バイト、パートのマナー?先輩、上司への正しい言葉使い
はじめてアルバイトをする方にとっては、初めて歳の違う方たちと接する機会かもしれません。
学生の時は、先生を覗く周りの仲間たちは皆同年代。
先輩、後輩といっても、少ししか歳は離れていません。
対してアルバイトとなると歳の離れた先輩や上司、バイト仲間がいます。
中には、年下だけどアルバイト経験としては先輩とも出会うでしょう。
学校や友達同士であれば、言葉遣いを気にすることなく、気軽に話が出来るのでしょうが、アルバイトとなるとどう話をしたらいいのか、困ってしまいますよね。
アルバイトとはいえ、仕事です。
お給料をいただいて働く以上、そこで一緒に働く人たちは仕事仲間ということになります。
いわゆるビジネスパートナーです。
ビジネスをうまく進めていくためには、ある程度、マナーあるコミュニケーションが大切です。
ここでは、先輩や上司と話をする時の言葉遣いについてお伝えしていきます。
目上の方への言葉遣い
1.挨拶
・挨拶は自分から
挨拶は大きな声で自分からしていきましょう。
職場によっては広く大勢いる場所もあるでしょう。全員に聞こえるように「おはようございます」と挨拶したいものです。
先輩や上司と目があったら、その時に会釈をします。
省略しない
友達との挨拶でやってしまいがちなのが、省略語。
例えば「お疲れ」「うっす」「どうも」「お先ぃ」等。
これらの省略言葉は避けたいもの。省略せずにきちんと最後まで話をするようにしましょう。
「お疲れ」→「お疲れさまです。」「お疲れさまでした。」
「うっす」→「おはようございます。」「こんにちは」
「どうも」→「どうもありがとうございます。」
「お先ぃ」→「お先に失礼いたします。」
2.言葉遣い
先輩や上司との言葉遣いは、敬語が基本です。
職場によっては、もっとフランクに会話が出来る所もありますが、はじめは敬語を使っていきましょう。
先輩や上司から「敬語を使わなくていいよ」と言われたら、少しだけ言葉を崩していけばいいのです。
これが敬語ですとご紹介するよりも、NGワードをご紹介した方が解りやすいと思いますので、いくつか例を挙げてご紹介しますね。
敬語もどきはNG
最近は、メールやインターネットの発達に伴い、直接敬語を使って人と話をする機会が減っていると言われています。
敬語を使い慣れていない方が、間違いやすいのが、「敬語もどき」です。
語尾は敬語で「です。ます。」調なのに、言葉の前半はタメ口。これを敬語もどきと呼んでいます。
例:「それ、やばくないですか」「マジですか」
「~ですか」と語尾は敬語に聞こえますが、中身はタメ口です。
上から敬語はNG
敬語の中には、上司が部下に、先輩が後輩に使う敬語があります。
この上から敬語を上司や先輩に話すのはNGです。
例: 「御苦労さまでした」→「お疲れさまでした」
「了解です。」「了解しました。」→「かしこまりました」「承知いたしました」
いくら「です。ます。」の敬語を話しているつもりでも、使い方によっては不快感を与えてしまうことも。
ポイントは言葉を省略しないこと。
そして出来るだけ丁寧に話をすることです。
丁寧に話をする気持ちが伝われば、多少言葉のミスがあっても補えてしまうものですよ。