アルバイト、パートの退職届の書き方とは?
アルバイトをしていると、何らかの事情による辞める時は必ず来ます。
出来るだけ穏便に辞めるためには、働く社会人としてのマナーが大切です。
学生の方はピンとこないかもしれませんが、「辞めたい」と思っても、その時すぐに辞められるものではありません。
就職が決まった、受験だから、引越しをするから…等の働けない正当な理由がある場合は、辞めたいと職場に伝えるのも言いやすいですよね。
しかし、心情的な問題で辞める時や、これと言って理由がないのに辞めたい時というのは、なかなか切り出しづらいものです。
どちらにしても、辞めたいと決めたのであれば、マナーを持って事を進めていきたいものです。
一般的に、アルバイトの契約期間が決まっていない場合は、二週間前までには退職の意向を上司に伝えます。
契約期間が決まっている場合で、期間延長を求められている時は、延長出来ないことを伝えればいいのです。
契約期間の日数がかなり残っているのに、それより前に辞めたいと決めた方は、一か月前には伝えた方がいいと思います。
例えアルバイトであっても、仕事を遂行するのに欠かせないスタッフの一人が辞めるということは、職場はあなたがいなくなった後のことを考え、新たな求人募集をしたり、手続きが必要になります。
辞めた後にも仕事がスムーズに運ぶように配慮するのも、辞める人のマナーと言えます。
バイト先によっては、上司に口頭で伝えたらそれで了承を得られることもありますが、基本的には「退職届」を提出します。
もし、退職届けの書き方や提出方法が就業規則で定められているのであれば、規則に従って書いて提出してください。
もし規則がないのであれば、ご自分で作成すれば大丈夫です。
退職届けに書く「退職理由」
退職理由には、細々と詳しい内容を書く必要はありません。
「一身上の都合」とだけ書けばOKです。
ただし、直属の上司に渡す時には、口頭で詳しい理由を話したほうがいいと思います。
退職届けを書く便せんは、ビジネス文書を書くにふさわしい白地に縦書きのものが望ましいです。
ボールペンかサインペン、万年筆など、消せない筆記具で書きましょう。
文字の色は黒がベストです。
退職届けを郵送で送りたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、出来れば手渡しで提出したほうが印象はいいです。
白い封筒に入れ、表に「退職届」もしくは「退職願」と書きます。
退職届と退職願の違い
・退職届
「退職します」という意思を伝える届け出です。
・退職願
「退職したいです」という意思を伝える届け出です。
.使い分けとしては、すでに上司に退職を承諾されている場合は退職届、まだ承諾が確定していない時には退職願にします。