アルバイト先が給料を払ってくれない。その時どうすれば?
アルバイトをしていると、何より嬉しいのが給料日ですよね。
がんばって働くのも、お金を貰う楽しみが待っているから。
その楽しみなお給料が支払われなかったとしたら一大事です。
数は多くはないですが「給料が未払い」というトラブルに巻きこまれるという経験をされた方もいらっしゃいます。
出来れば経験しない方がいいトラブルですが、万が一このようなトラブルに巻き込まれた時、どのように対処すればいいのでしょうか?
働いたら当たり前にお給料は支払われると思って働いている私たち。
いざトラブルに巻き込まれた時に、ただ泣き寝入りするなんてことにならないよう、ここでは対応方法をご紹介していきます。
給料未払いトラブルの対応
トラブルの対応方法を4つご案内します。
1の対応でダメなら2、2でダメなら3・・・というように、トラブル対応を優先順位でお伝えします。
1.直接請求
まずは直接請求してみることが先決です。
本来であれば、顔と顔を合わせて直接話をするのがベストですが、顔を合わせられない、もしくは顔を合わせたくないという方は、電話またはメールか書面郵便で請求しましょう。
電話の場合は、録音していない限り履歴は残りません。
後々「言った」「言わない」という新たなトラブルに発生してしまうこともあります。
メールで送る場合は、送受信履歴を全て保管しておきましょう。
また、文書を作成し、郵便で送付する場合は、通常郵便ではなく、配達証明を付けて送付することをおススメします。
2.勤務先の本社(本部)へ請求
直接請求しても解決出来ない時、アルバイト先が支店やフランチャイズ店の場合に限っては、本社や本部に連絡して請求することも一つの方法です。
この時、ご自分の名前は勿論ですが、勤務場所、勤務期間、勤務時間、担当者など、アルバイトの時の情報を出来るだけ詳しく伝えるようにしましょう。
ここで「給料の支払いは直接働いていたお店の担当者に連絡して欲しい」と言われたら、次の一手にでましょう。
3.労働基準監督署へ相談
労働基準監督署に相談に行く場合は、勤務していた事実を証明出来るもの(アルバイト契約書、給与明細、シフト表、お店から配布されたプリントなど)を持参していきましょう。
本来、雇用主は働いた分の賃金は支払わなければならないので、未払いという事実が明確になれば、労働基準法に違反することになります。
4.労働審判
平成18年度にスタートした制度です。
労働問題の専門知識を有する審判員と審判官が、問題を解決してくれる制度です。
簡単に言えば、専門の人があなたとバイト先の間に入って問題を解決(和解)してくれる制度です。
もし、ここで解決できない場合は、審判官より解決案が提案されます。
この提案は裁判でいう判決とおなし法的効果があります。
出来るだけ経験したくない未払いトラブル。
その為には、アルバイト先を決める時から、しっかり見極めていたいものですね。