自腹覚悟?業務用の経費を自己負担しそうなアルバイト
かつてバブルと言われた時代の日本では、どんな職場でも今と比べたら全てにおいて大盤振る舞いだったと思います。
残業すればタクシーチケットが配布され、タクシーでご帰宅。
会社のお金で親睦兼ねた飲み会や食事会。
必要な備品が欲しいと言えばすぐに購入してもらえるし、細かなチェックをされることも殆どなかったバブル期。
バブルが過ぎて時代は変わり、今や会社のお金でボールペン一本購入するのも上司に申告し、承認されなければ買えないという職場も少なくありません。
私の友人には、わざわざ申告する手間が面倒で、自宅から自分が使う文房具一式を持っていくという人もいます。
考えてみたら、どんな仕事でも消耗品や必需品ってありますよね。
デスクワークなら文房具、アパレルショップなら服と靴、工場勤務なら作業着や安全靴等・・・。
いわゆる仕事をする上で必要な備品です。
これらの備品は、職場が用意してくれて当然だと考える方が多いと思いますが、実は法律では特に決められていません。
例え労働者に購入費用を負担させたからといって、労働基準法で違法にはならないのです。
しかし、備品で自己負担する金額がかさんでしまえば、収入は減額されます。
例え時給がいいアルバイトを探して働いても、自己負担が多ければ意味がありません。
備品の自己負担は、本来面談の時に説明があってしかるべきですが、文房具などの細かなものに関しては「その程度なら」と暗黙の了解になっている所も多いようです。
ここでは、自己負担がありそうなアルバイトをいくつか挙げてみます。
・オフィスワーク 文房具、スーツ、靴
・工場勤務、ガテン系 作業着、靴、帽子など
・アパレルショップ お店で扱っている服、靴、小物
作業着や服などが必要な職場は、社員価格で購入出来るようになっている所が多いようです。
アパレルなどは販売しているブランド服を着るのがルールとなっている所が殆どなので、自分が好きなブランド、欲しい服を扱っているショップで働くことをおススメします。
服購入の出費がかさんでも、社員価格でお得に購入出来たと思えたら、気持ち的には納得出来るのではないでしょうか。
他にもガテン系の人は、仕事で使う工具や道具、営業の人は自分の車を使うなんていうのもあります。
アルバイトをする上で必要な経費。
その経費に掛かる自己負担をはじめからしっかり見極めておきましょう。
職場が負担するのか、自己負担なのかが曖昧な点は、面接の時に質問するといいですよ。
後からバイト代の殆どが経費に消えると嘆いてもどうにもできませんから。
納得出来る負担内で仕事をスタートしていきましょう。