アルバイト募集に男女差別ってある?採用と不採用の分かれ道
アルバイトの求人広告を見ると、「男性募集」「女性募集」というような男女を区別するような掲載はありません。
これは、「男女雇用機会均等法」によって男性だけ、女性だけの募集は法律で禁じられているからです。
でも、これには盲点もあります。
求人広告に男女の記載はできなくても、雇用の規制はありません。
男女共に求人を募集していたとしても、男性だけや女性だけを採用するなんてことは実際にあると思います。
男女差別という言葉が適当かどうかはわかりませんが、はじめから男性か女性、どちらかの人材が欲しくても、男女を明記していないということを知っておいたほうがいいでしょう。
職種のイメージ
一般的に職種によって男女をイメージ出来るものがあります。
女性のイメージ
会社の受付、秘書、事務、スーパーやファーストフードなどのレジ、レディスファッションのショップ店員、雑貨屋さん・・・等
男性のイメージ
運送、配送、引越し、ガテン系、営業、ドライバー等
これらのイメージは、多くの職場がそれまで女性や男性しか採用してこなかったと言えるでしょう。
簡単に言えば、肉体を使う仕事は男性、コミュニケーションをとるなどの細かな仕事は女性が多いです。
でも、もし女性が肉体労働のバイトをしたいと思ったら?
もし、男性が細かな仕事のバイトをしたいと思ったら?
絶対に無理なのでしょうか?
答えはノーです。
最近、長距離トラックやガテン系の現場にも女性の姿を見かけるようになりました。
事務やレジで働く男性の姿もみかけます。
これまで男性か女性ばかりの職場にとって、異性を採用するということは、ある意味採用担当者にかかっているのです。
異性の採用は職場に新たな風を吹き込みます。
どんなことにもメリット、デメリットはありますが、どちらに着目するかによって変わってくるのだと思います。
採用担当者が異性採用のメリットに着目すれば採用されるだろうし、デメリットばかりを気にして新しいことにチャレンジする踏ん切りがつかない場合は、同姓ばかりを採用するはずです。
どちらにしても時代は男女均等です。
異性の多いアルバイトにつきたい方は、新しいことに積極的に取り組むような職場に出会うまで面接を繰り返してみるしかありません。
どんな出来事にもはじまりがあって、そこから少しずつ広がって、いつしか当たり前になる。
今現在男女のどちらかだけの職場も、いつしか男女が均等に働いていることが当たり前になる時がくるかもしれません。
そのためには、採用する側と労働する側のどちらにもチャレンジ精神が不可欠なのではないでしょうか。